発売当初、feng公式BBSや2chなどで散々叩かれていた
あかね色に染まる坂、果たして叩かれなければいけないような内容だったのか?レビューしてみたいと思います。
まず大前提として、私はfeng作品はこれが初なので、fengの他の作品と比較する事は出来ません。従ってfengが成長したかどうか等といったものさしでの比較をする事は出来ません。純粋に、あかね色に染まる坂が果たして単体作品としてどうなのかという点について評価してみたいと思います。
独占について
私の記憶では、この独占についてのgdgd感での荒れようだったように思うんですが、実際にはこの作品にそこまで独占的に駄目だ、というような部分はあまりありません。
流石に、問題は皆無とかそういう事は言えないのですが、だからといってここまで叩かれなければならないような内容とも思えないのですが如何でしょうか?
これってやっぱり、前作の
青空の見える丘の出来が良かったから、とか或いはその青空の見える丘のサブヒロインを一人引っ張ってきているから、とかそういった部分での問題なんでしょうかね?
ともあれ、私は前作はやってないのでその視点での評価は出来かねるのですが、前作をやってない人間からしてみれば今作は決して叩かれなければならないような作品とも思えない、というのが素直な感想でした。
まぁ、しかしそれでも前作をやった人間には我慢できないという事であるなら、それはつまり寧ろ、前作はそれだけ出来が良いという事になると思うのでいつかやってみたいですね。
ちなみにこの作品単独で評価するとして、この部分で問題となるのは優姫の婚約破棄後の一連の流れとなるのでしょうか。
この部分は確かに、少しもやもやする展開だとは思いますが、最もイラつくのは寧ろ優姫パパのあまりの小物ぶりにであって、冬彦なんかは終始味方になってるっぽいというのがなんとなく読めるし、オチも恐らくなんとなく読めるという感じのオチなので(まぁよくある、映画:卒業の変形バージョンみたいな感じかな?)その点ではあまり感じ入る部分は無いですね。
処女について
全処女です。この点については全くもって問題ありません。
安心して楽しむ事が出来ます。
なごみ辺りは職業柄、なんかあってもおかしくないかもしれないという感じでもあったのですが、でもなごみは強いしどうやら前の学校は超厳しい戒律で縛られた学校だったという事で、そもそも男性とまともに接したのも主人公が初めてだったという辺りでとても安心出来ます。
変な設定入れるのが好きなライターっぽいんで、この部分でもなんか変な設定入れてくるかな〜と思ったんですがどうやらそういったことは無かったようです。
萌え和姦について
Hシーンは1キャラにつき4つあり、そのうち3つは本編中に、残り1つは純粋におまけとして存在しています。
そしてそのどれもが普通に萌え和姦です。
基本的に、Hシーンは本編シナリオと切り離された形で、幕間での1イベントという形で提供されており、見たくなければ飛ばしてくれても全く構わないよという構成になってるんですが、これについては賛否両論ありそうですね。
私としてはまぁ、出来れば本編シナリオに溶け込ませる形で作って欲しいとは思うんですが、ただHシーンイベント自体は一応本編の続きという形をとっている為にこれはつまり純粋に、見たくない人は飛ばして良いってだけでシナリオ自体が独立しているわけではないので良しとします。
ロリについて
声だけで言えばwロリ担当はなごみって事になるのかもしれませんが、ビジュアル的には今作ロリ担当は居ない、かあるいはなごみ、観月という事になるかと思います。
まぁ、ガチロリな方達には物足りないかもしれませんが、私はこれ位で良い感じだと思いますけどね。
ただ、仕草とかそういった部分については、元々ロリを意識して作られたキャラというわけでもない為ロリっぽい仕草は皆無です。
そういった点を萌え基準にしている方々はご愁傷様でした。
ツンデレについて
この作品、なんだかツンデレがキーワードになってるっぽいし実際優姫となごみについてはツンデレと言っても過言ではないというか、モロにツンデレなんですが、しかし広告ではツン3:デレ7の妹という触れ込みの湊は全くツンデレではありませんでした。
というか、湊をツンデレと定義してしまうと最早この世にツンデレでは無いキャラは居なくなってしまうのではないかと思うんですがどうなんでしょうか?
で、優姫となごみについてですが、これはどちらも時間経過により打ち解けるタイプのツンデレで、どちらもデレ後はかなり凄くデレてくれますのでw十分堪能出来るのではないかと思います。
ただ、ツンデレを売りに出来るか?というとそれは難しい作品なんじゃないでしょうか?
今時、この程度のツンデレを含む作品なんてそれこそ星の数ほどありますし、別に全キャラがツンデレかというとそういう訳でもない。
また、優姫となごみについてもどちらも同タイプのツンデレで、バリエーションを持たせている訳でもない。
という事で、ツンデレを期待して買う作品というわけでも無いのではないかと思います。
絵について
絵は標準程度には綺麗なのではないでしょうか?
まぁ、今時このレベルの絵柄ならやはり沢山転がっているので売りに出来るか?というと難しいというのが現実ではあるんですが、それでも一定基準をクリアしているのは間違いないのではないでしょうか。
別に、立ち絵が特別崩れているだとかイベント絵になると途端に別人になるとかそういった現象も発生しないので、総じて安定した絵柄だと思います。
また、特別に汚い部分があったりとかも見当たりません。
まぁ、オープニングムービーに出てくる一部シーンは特に気合入ってるなぁとは思いましたが、その程度なら問題無いし特別綺麗なシーンが多少あっても、それはそれで寧ろ良いでしょう。
総評
総じて、「普通の作品」というのが似合う作品ではないかと思います。
少なくとも、叩かれなければいけないような酷い作品ではありません。
かといって、名作とか佳作とか、そういう訳でもないのでやはりただの、「普通の」作品ですね。
特別にこれといって見るべき部分は無く、まぁ全編通して無難に仕上げてあるんじゃないでしょうか?
残念ながら、今時の作品として見れば無難なだけでは特にどの層に対して買って欲しいというのも無く見えるだけに、後々まで名前を残す事は難しい作品という事になるかとは思いますが、それでもまぁ、安くなっていればちょっと買ってやってみるという程度には良い作品ではないかと思います。
とりあえず、今作の点数を付けるとするなら100点満点で、
60点
といったところでしょうか。
正直、全キャラがなごみシナリオレベルのクオリティであったならもっと遥かに高い点数だったのにとは思いますが、クオリティの高いシナリオ、低いシナリオと混ぜて考えると大体これ位の点数となります。
とはいえ、なごみシナリオは良かったので、今後はこの方向で頑張って貰えれば次回作以降、期待出来るようになるのではないでしょうか?